ビジネスダイアログ&外国人雇用
ビジネスダイアログ&外国人雇用

プレゼンテーション力の強化で世界へ発信




ニュービジネスプレス発表会を主宰した太田商工会議所の正田寛会頭は、 「中小企業が持っている開発力は強力。しかし、発信力の面では弱点として指摘されている。」

何とかしようと企画されたこの発表会は、会議所の指導員・専門員たちが活躍している。 商品開発とその展開、販路・資金繰りなどは会議所の得意分野。 経営全般にわたるサポートはこころ強い。

「世界へ発信できることが販路拡大、地域経済活性化に繋がる。明るい情報、話題を発信していきたい。」

イズミ電機工業内の株式会社昭栄の「LPガス発電機」や、山梅造園土木株式会社の「手間いらずのコケ」屋上緑化の提案など興味深いテーマのプレゼンに、記者たちの真剣な取材活動。次へも期待したい。



「36℃」のコンセプト




東京スカイツリーに併設されている「ソラマチ商店街」。 東京下町の風情を世界に発信している「New downtown」、食品、雑貨、カフェなど多彩。 しかも下町風情を演出した和のテイスト商品も目立つ。特に4階ではジャパンスーベニアショップが並びます。

その中には、レストラン&フードエリアがありちょっと洒落たソフトクリーム店「36℃」に行列。 太田市の東毛酪農様が出店しています。

「お食べいただいた後、のどの渇きがありません」と、責任者の青山稔氏。「36℃での殺菌加工技術で乳酸菌をそのままいただけます。」ソラマチ商店街でトップクラスの業績を誇る。自社の強み活かし抜群の革新性のコンセプトが「ソラマチ商店街」で輝いています。



青色申告会への実行力が求められている




消費税引き上げ論議の中、館林税務署長に着任された宮川克則新署長。長野県の佐久税務署長はじめ国税局など歴任。

この日、税務協力団体が揃っての表敬訪問となり、ご多用中でもそのお人柄からソフトムード。 歳入業務の最前線にありながら、納税者への暖かさからもまさに敏腕さも感じさせます。

税務教育分野へのご理解をいただき、歴任された税務署での活躍ぶりも覗えます。

白色申告者の記帳義務化が目前、青色申告会への期待も。民間団体の青色申告会の真価が問われているのかもしれません。

青色申告会も税務当局との連携強化とともに実行力が求められる時代が到来しています。


 

立川一門を率いる談四楼師匠!






群馬県太田市は、いわゆる企業城下町で中小企業群がしっかりと形成されています。スバル地域交流会は、こうした企業群の地域貢献活動のひとつ。

その活動は多彩。今回は、チャリティ募金とともに落語会を開催し文化活動を実施。還暦を迎えた談四楼師匠は、一門を率いる風格とともに落語の魅力も増幅中。

「落語もできる小説家」として華々しく?デビュー。時代小説「長屋の富」(2010年筑摩書房)、「落語家の祝い酒、やけ酒」(2011年PHP)と近刊も着実に腕をあげています。人情物がおすすめですが、やっぱり「上毛かるた」がいいです。

立川談四楼独演会は、毎偶数月15日下北沢北沢八幡で定期公演中。


 

心に沁み込む「家族の絆」






女優 光本幸子氏

「岡場所から足を洗い堅気の男と所帯を持った“おぬい”は、生さぬ仲の息子をわが 子のように大切に育てた・・・」

女優光本幸子さんは、ゆっくりと聴衆の心の中へ語り始めます。 ここでは、家族の絆(きずな)がテーマ。

江戸庶民のくらしから、親と子の家族を見つめ直す問題を提起しています。 演目「おっ母、すまねえ」、池森正太郎著、新潮文庫「親不孝長屋」から『江戸の詠み語り』。

心深くに沁み込む語りから、現代でも家族の絆は不変なのかとしっかりと考える機会となりました。

来春、紀尾井ホールでは「竹本綾之助物語」の樋口一葉役で山本陽子(初代綾之助役)さんとをつとめられる。 円熟の演技力は、ますますその頂点へ向かってエネルギッシュです。

(太田青色申告会女性部事業から)



災害にも犯罪にも「強いまちづくり」へ




太田警察署長 岸 哲 氏

人口20万人の太田市は、典型的な中都市。

最近の話題は、市立の中高一貫学校の編成、まちまるごとソーラー、群馬県下唯一の出生率増加の施策などです。

しかし、交通事故や犯罪発生件数の減少には中都市としての悩みもあります。

市民も大いに関心を寄せます。
「平成16年をピークに、減少傾向にあった刑法犯活性件数が 一部に増加多発傾向となってきている。」太田警察署長の高岸哲氏。

太田市では、関係団体や協力団体によるさまざまな取り組みが実施されています。 「防犯活動へ若い力の参加や市民の安全安心パトロール実施など、一体となって 犯罪防止のために継続強化へご協力いただきたい。」

安心安全なまちづくりには、わたくしたち市民がその役割を果たすことが重要です。 未曾有の大震災後、「災害に強い国づくり」に関心が集まっています。 犯罪も交通事故撲滅のためにも「強いまちづくり」が必要なのです。



追悼 前群馬県知事 小寺弘之様






1991年(平成3年)群馬県知事選挙に初当選。以来、4期16年にわたり知事をお努めになりました。

尾瀬保護財団の設立をはじめ、県民200万人達成記念行事やぐんま昆虫の森の建設、 そして、旧群馬県庁(昭和庁舎)を残して、新県庁舎の建設など多くの実績を挙げることができます。

わたくしの審議会委員の任命者。そして、2006年(平成18年)総合表彰をいただきました。

91年の知事選挙の出陣式の厳しい決意の表情と、当選の喜びの満面の笑顔が忘れられません。

1968年自治省(当時)から県医務課長に就任以来、40年の長きにわたり群馬県への偉大なご貢献に、 深甚なる敬意を表します。ご冥福をこころよりお祈り申し上げます。



あの先生のようになりたい、素敵な先生との出会いの教育現場




いよいよ来年度の指導要領では、中学校で武道が必修となる中その対応に追われている。 備品不足や武道場新設など、伝統と礼の教育は並大抵ではない。 さらに、理数教育充実が加わって実験・観察の重視が打ち出されている。

いずれも時間とお金がかかる。さらに、指導する教員側にも理科に苦手意識が強いという。 理科専門教師増員の声も当然なのかもしれません。

「資質と数の充実」を強調する文部科学省の教育改革調整官の池田貴城(きじょう)氏。 教員の資質向上のための意見把握(ほとんどの教育関係者を対象)をご担当中。

「学問の急速な発展は、知の爆発といわれている。より深い科学知識とともに多様化、複雑化のなか教える力だけでなく、 カウンセリング、マネジメント力など高度で専門的知識とスキルが求めれている。」

すでに、前政権下では教員養成課程の改善が実施され、「教職実践演習」を導入。さらに教員免許更新制も行われている。 しかし、現政権の民主党はこれを見直し、修士を基礎資格の一般免許の上に、8年以上の実務経験と教職大学院での「学校経営」 「教科指導」「生活進路指導」の専門免許状を新設するという。

現場での過重な雑務(事務的業務なども)から解放し、じっくり触れ合う時間や教材研究に専念できる環境づくりとはかけ離れた 構想に不安が残る。「ふさわしい資質能力」と「ふさわしい人格」。 あの先生のようになりたい、素敵な先生との出会いが教育現場に欲しいのです。

110万人の教員に「ふさわしい資質と人格」づくりへ向け池田氏への期待が深まります。



見てよし、味よし、香りよし。花茶はいかがでしょか。




中国旅行のお土産のトップは、まず「お茶」があげられます。 ホテルの近くを散策中に立ち寄ってみました。

現地の中国人経営者(日本語、ロシア語が得意)と一緒なので、会話も盛り上がり店主と意気投合。 しかし、お勧めのお茶は高価なためちょっと困っていたところ、出されたのが花茶。これにはおおいに感動させられました。

花弁と茶葉との組み合わせが絶妙で、お湯のなかで徐々に開花?花弁も紅白はじめいろいろで、見事なバランスで楽しませてくれる。 真珠花茶という説明。高級なジャスミン茶で鞠状にしたもの。花茶は、数種類の製法で作られて続けてきた。

このタイプは、花を茶葉で包み込んで茶葉の形状によって花とともに変化しながら開花するのです。 工芸茶とも呼ばれているとか。

「ここ厦門(アモイ)の福建省が花茶発祥の地。伝統茶として評価も高い。」 10種類ほどの花茶をお土産にさせていただきました。

(「鷺茗茶業」店主 陳致清氏 地址:京間酒店正対面)



 

世界の工場から世界のオフィスへ





中国が日本ソフトウエア業最大のアウトソーシング拠点になっている。 日本からのソフトウエア受注企業は、大連市高新区だけでも200社 超。中国への発注元には、日本(51.8%)、欧米(29.4%)、香港 (10.0%)と続く。(2007年易観国際ソフトウエアアウトソーシングレポート)

2000年2月英国フィナンシャル・タイムズは「中国がインドのI Tア ウトソーシングを脅かす」と明言したと、インド最大のBPO「GENPACT」 のCEO Pramod Bhasin氏を紹介。

今年8月、来日中のGENPACT長春勤務の 羅小川氏からは、「アジア拠点4箇所に3000人を擁し、ITサービス はじめアカウンティング、従業員向けサービスなど日本の企業様のため に卓越したプロセス管理力をご説明させていただいています。」 

ハイ エンド労働集約型産業では、企業の能力と人材規模が基本的に必須条 件。GENPACT社だけでもインドは16拠点3万人を擁している。インドと 中国とでは、日本にとって言語上で中国が優位。長春は、日本語人材が 大連に次いで新規卒業生、日本留学帰国者が多い(GENPACT社資料)。

大学院でご一緒させていただいた友人の活躍に応援を続けたい。


 

伝統ある都市対抗野球 企業力と地域力へ




政権交代の総選挙の興奮の中、9月1日第80回記念の都市対抗野球 大会決勝戦が行われました。しかし、未曾有の信用収縮による不況の 影がここでも。

企業チームは、1963年ごろをピークに3分の1まで減少。存続の危機とス ポーツジャーナリストも語気を鋭く迫っています。 こうした中でも、元気で歴史ある企業チームのひとつ「太田市・富士重 工業チーム」。今回は初戦で惜敗しましたが、三山化学薬品社長の中島 守氏は開幕直前に「都市対抗野球の楽しみ方は、この制度の特徴を知っ てほしい。まず、補強制度で敗退チームから5名までの選手を加えること ができる。今年は、住友金属から有力選手を補強しているので期待は大 きい。」さらに、試合日程の指定制度なども解説。

 地元、太田市では富士重工業チーム出場で毎回盛り上がりを見せる。 市民、産業界挙げての壮行会はじめ大応援団編成など。さらに、地元群 馬で元旦開催の全日本実業団駅伝大会でも富士重工業チームが躍進中。 苦境の中だからこそ数億円といわれる費用は、社員や地域への企業力投 資として受け取れば地域の活性化へ直結。地域力へと繋がっていきま す。



 

二百三高地に立つ。そこから見えるものは




30年を超えるお付き合いから、国内外の旅行に同行させていただいて います。ここは、「二百三高地」。背景にある入り江に見えるのが旅順 港。日露戦争のなかでも特に激戦の地で有名です。しかしここには、日 本人観光客だけ。私たちが立っている前には、乃木希典が漢詩で読んだ 爾霊山(にれいさんは203高地の当字)と記された忠魂碑が何かを語って いるようです。

高島建設代表取締役の高島勝義氏は、「この戦争から大 東亜戦争までつづく辛く厳しい歴史から、何が国民を支えていたの か?」「明治に入って日本人の道徳が崩壊にあった。それまで武士道が 庶民にも浸透してその基礎となっていたが、新渡戸稲造は台頭する覇権 主義への警鐘として『武士道』を書いている。」終戦の年に生れた高島 氏のお話は、5時間の大連・瀋陽間の列車の中で熱く語られた。]

 写真のそばには中国語でかかれた碑文。文末には「国耻」とありま す。中国人の現地ガイドに尋ねてみました。彼は、「ロシアと日本がこ の地で戦争をした歴史は、中国の地で展開された。これは、中国にとっ ては国として恥ずべきこと。国民はこの歴史を忘れてはならない。とい う意味です。」と。しかし、「日本軍国主義を日本人は国の恥として忘 れるな。」とは、私の考え過ぎ?



「金子みすずの世界」を謳う、さこ みちよ氏




唄うトークショーを全国各地で精力的に活動中のさこみちよ氏。 大沢悠里氏の「大沢悠里のゆうゆうワイド」(TBSラジオ)では、その名 コンビぶりは30年を超えている。 身近な話題から巧みに展開するお話は聴衆をグイッと引き付ける。独特 な笑い、スケベな話。そして、感動的なお話が続く。ご主人の落語家立 川ぜん馬氏にふれると謙遜さも忘れない。演歌、民謡などレパートリー は広い。いよいよ「金子みすずの世界」に入ると、歌唱力が一段と発揮 される。朗読とその歌。聴衆は、すっかり「さこみちよの世界」に吸い 込まれていく。趣味は、小唄、三味線、スキー。長所は、控えめなとこ ろ?とか。ハイタレントな さこ氏の活躍が頼もしい。



復活 「豊真将」の1月場所




平成21年初場所は、外国人力士の復活で大いに沸きました。 そんな中、日本人力士でも人気の高い豊真将が大活躍。今年の活躍に注 目したい。師匠は、人気力士の寺尾、現在の錣山親方。天性の実力に期 待は大きい。幕内昇進スピードは史上9位タイ。頭をつけた低い姿勢の勝 負がいい。堂々として礼儀の正しさは角界を代表している。しかし、1 年ほど前に体調崩してから厳しい土俵となっていた。稽古熱心さから出 てくる低い姿勢からの右四つ、そして寄りきりの勝負。敢闘賞2回、技能 賞2回の実績。今場所11勝の高成績は、強い豊真将の復活です。 四股名にはふるさと山口の豊浦町や出身校の監督、父の名前から一字づ つ使っているとのこと。 辛く厳しいときでも、支えとなり稽古に精進する原動力は関取の人間性 から来ている。日本人の大「将」を目指して欲しい。(帝国ホテルに て)


 

「急ぐべからず 世良田東照宮に学ぶ」




社殿の前に際立つ大鉄燈籠。錆びて少し傷みもあるが立派なもので す。総社(現在の前橋市)藩主の秋元越中守喬朝が、曽祖父が徳川家康公 受けた報恩のために奉納したもの。ちょうど350年ほど前に鋳造されてい る。いまだに朽ちない砂鉄による鋳造技術の高さに感心させれます。  世良田東照宮は、三代将軍家光公がここ世良田が徳川氏の先祖の地と して日光東照宮古宮を移築したもの。禰宜(ねぎ)は、徳川系図を基に 清和源氏から家康公まで実に明解です。私が数えると、その系図から義 季(得川)としてその子頼氏(世良田)へと続き、16代ほどの廣忠の子 が家康(徳川)にたどり着きます。  戦乱の世から太平の世にした功績は、東照大権現となって東から照ら す朝日のように勢い盛んな神となりました。現下の大不況、どう勢いよ く立ち向かうのか天の声を聞きたいところです。 家康公の遺訓は、「人の一生は 重荷を負て 遠き道をゆくがごとし  急ぐべからず」と教えています。



「プロフェッショナルの内的キャリア考察」




宝生流能楽師 柏山聡子氏

毎年11月23日には、宝生流能楽師武田孝史氏主宰の「喜宝会秋の大会」が東京・本郷の宝生能楽堂で開催されている。本年は、「喜宝会60周年記念大会」となり能3番、舞囃子7番そして仕舞多数に、番外仕舞には武田孝史氏の「清経キリ」が行われた。ちなみに私は仕舞「岩船」に挑戦させていただいた。
 さて最近、特に注目を集めている女流能楽師の活躍がある。宝生会では、婦人能(2月)と文月能(7月)で女流能楽師の能舞台を鑑賞することができる。今年の婦人能では、「右近」シテ役を来年(平成19年)は立春能(2月5日)に「葵上」が決まっている。柏山氏の独特な気高き気品の漂いのなかからは、「葵上」での生霊(後シテ、般若の面と打杖)の姿は想像できない。しかし、プロフェッショナルの舞台上のすがたは、こうした日常の優しい笑顔の中からもうかがい知ることができそうでもあります。最高の好感度をいただいてキャリア論の内的側面について考える絶好の機会となりました。
(如水会館にて)



「犯罪防止に市民が立ち上がる」




 多発している子供たちへの非情な凶悪事件。 犯罪の多発は、安全安心の生活環境を脅かし市民を恐怖に陥れる。 全国で対策が急がれているが、群馬県でも昨年6月より警察活動だけでなく、県民、事業者、行政が一体となって治安回復に立ち上がるために「群馬県犯罪防止推進条例」が施行されている。群馬県警太田署長の森本哲警視は、「市民の方々の目や耳により、その目撃情報によって事件を解決する多くの事例があげられる。
犯罪対策も治安当局の役割は当然であり、さらに市民皆さんの協力と関心無くして犯罪防止は根絶できない。」「犯罪は、時代が生み出す生き物だとも言われている。 IT化やグロバリゼーションは地球自体を小さくしてきた。享受したその便利さが犯罪を発生させている。」こうした多様化、国際化の社会環境の変化に対応できる治安体制の整備には、莫大なコスト負担を余儀なくされることとなる。すでに、市民が立ち上がる地域が誕生している。

群馬県下では、約400の自主パトロール活動が実施されている。 なかには、散歩をかねた「ニコニコパト」や犬の散歩を利用した「わんわんパトロール」などもあり、地域が一体となって犯罪者を近づけない自主パトロールがたいへん効果的としている。 すでに、12月1日から始められた牛乳販売店業界では、250店の営業車750台がステッカーを貼って早朝から目を光らせている。
太田ライオンズクラブは、会員とともに会員企業の営業車にステッカーを貼り目を光らせることを決めている。 群馬県警では、「気楽に、気長に、危険なく」を自主パトロールのスローガンに掲げ犯罪防止の有効な抑止にむけて市民との連携を積極的に進めている。森本氏は、「早期発見と早期対策が肝要」と結ばれた。



絆 父・田中角栄の熱い手




田中 京 氏

銀座7丁目のビルの地下にクラシックで洒落たバーで、話題の田中京氏に伺った。
田中氏は私と同じ兎年生まれ、さらに同席の3人が誕生月まで一緒とあって意気投合。 神楽坂生まれの田中氏は、多趣味を次々にご披露。 元総理の田中角栄先生のご長男ということが次第に実感となっていく。

「人を大切にする気配り」「家族への強い愛」そして「父への大きな愛」がどんどん伝わってくる。 著書のなで「オヤジが総理になった日」では、大きな愛が父と子とに溢れんばかりに語られている。

アールスコートの由来を尋ねてみました。 「お店の名前は、わたしが英国在住のときの住所名を使っています。」 ワインを3本ほど飲み干すほど。

しかし、田中氏の淡々とした優しい響きの声からは父田中角栄先生を連想できない。 でも、先生の元々の声はこうだったのかもしれない? 優しく包み込まれるような雰囲気づくりは先生譲りなのでしょうか。
著書にサインしていただきました。 「うさぎも腰をすえて生きる時代かも」と書き添えて。
(アールスコートで)

 

「新しい出発・秋田三味線の挑戦」




北沢運輸 代表取締役 北沢四郎氏

2月13日、72歳になられた北沢四郎氏(北沢運輸社長・写真右からニ人め)が梅若そろいの着物で舞台ヘ登場。
日頃の秋田三味線の腕前を披露していただきました。

北沢氏は、「地元アイオーしんきん」太田営業部信友会の副会長。 新年会では華を添えたいと2年前から始めた秋田三味線の演奏を提案されました。

「会社経営も26歳から創業、ゴルフ好きでずっとやってきた。 70歳になって妻の秋田三味線に魅せらた。25年もやっている妻の秋田三味線の素晴らしさに、 これからニ人でいっしょに演奏できたらもうひとつ楽しみが増えると思ってね。」

北沢氏は、以前から尺八もされており邦楽に造詣が深い。
奥様とも二人三脚でみごとに亊業経営を成功させている。
舞台での勇姿を眩しそうに見守もる奥様。 亊業家としての新しい人生への始動が感じられる。

「私の娘はピアノ好き、息子をあわせ家族そろってやってみたいと思っています。」
北沢氏の夢は、世の中の亊業家たちの理想とするあたらしい夢のようです。
読者諸兄には、さっそく挑戦(トライ)されてはいかがでしょう。

 
 

富士重エ業株式会社 社長 竹中恭二氏




10月9日、太田商工会議所ホールでの講演で「世界の中で飛行機製造から自動車メ一カーとなった企業が多い。 その中で戦後今日まで両方の生産を継続しているのは当社唯一となっている。」

太田市では、前身の中島飛行機製作所以来高度な技術力の集績により、技術集団としての強い中小企業群が形成され今日まで連綿として技術力と人的ネットワークが醸成されている。

「モビリティの知能化」へと竹中氏のプレゼンテーションが続く。

「99年世界初の実用化に成功したステレオ画像のドライバー支援システム『ADAアクティブ・ドライビング・アシスト』をさらに改良し新型スバルレガシィツーリングワゴン3.0Rに搭載までの開発をVTRでご覧下さい。」と、自らセットされたパソコンで熱く解説された。

さらに、日本初の小型航空機の「完全自動離着陸システム」に及び会場いっぱいの聴衆をしっかりと引きつけていく。

すでに、富士重エはスエーデンのサーブとの亊業協力や米国ゼネラル・モータースとの協業拡大をすすめている。

スバル車の武器は、世界でほかに独ポルシェしか持たない水平対向工ンジンと独自四輪駆動技術の2つ。
激化する競争の中、GMグループのスズキの協業と比較される。(日経ビジネス)
独自技術力が「ヒト」や「環境」に有用であるかどうか、厳しいユーザーの目に適う「ホンモノ」づくりに太田市の技術集団の存在感をぜひ示したいと念じている。

いよいよスバル車は、インドネシアやフィリピンそしてインドでGM販売される。
竹中社長の応援団が太田市でも増えたことを確信した。

 
 
 

「太田市の合併協議の行方」




太田市企画部合併推進課長
今井 一郎 氏

2003年5月8日(木)には、太田市と隣接3町との合併協議会での経過についてご説明をいただいた。
 
頂戴した任意合併協議会作成の資料では、新市将来構想が「個性が輝く生活文化都市」といういわゆるキャッチコピーです。
どうも、このコピーからは新しいまちのイメージが湧いてきません。
 
資料には、「住民ニーズ、地域特性、社会の変化に応じた個性きらめく主体的なまちづくり」としていますので50年後の地域の個性化を具体的に住民ニーズを表現していただくことが必要かと思います。
 
合併は、その地域の住民のために推進していくことですので「住民のため」とは具体的にどういうことかを明示していただくことが大切なことともいます。
すでに、6部会・30分科会では2200項目について調整中です。

ここでもっとも優先していただきたいのは、「住民のニーズ」を適格に把握して公表していただくことと思います。

現状では、未解決なこと希望する事項は何ですか?という住民が抱えている課題に対応した提案をしていただければと思います。

自治体合併と企業合併とを同じにできませんが、自治体自身の生き残りを図るような合併では住民のニーズには対応できません。

この4自治体の借金はおよそ1200億円(13年末)、処分できそうな資産は評価額がわからないのですが負債の数割程度?

4月の統一地方選では、合併推進を公約した候補者は少数。
少々不安のなかで、いよいよ法定協議会へと進んでいきます。
(4月1日現在1281市町村が法定協議会へ参加。総務省自治行政局)

 

アイオーしんきん合併記念講演会 「小が大に勝つとき」の4つの秘策




アサヒビール株式会社名誉顧問
中條高徳氏

2002年11月21日、太田市社会教育センターで中條氏は講演のなかで陸軍士官学校の出身から、行動規範について旧陸軍での教育につかわれた士官(管理者)としての行動規範規定に基づき取り組んできている。
 
アサヒビールでは、キリンビールには絶対に追いつくことはできないといわれていたことに「なにクソ!!」精神で必死の覚悟で取り組んだ。
「小が大に勝つ」ための基本の行動規範は、4つある。「一点集中」「少数精鋭」「個別撃破」「奇襲戦法」であると力説する。
 
昭和37年は、ラガーが主流で「生」は夏だけの商品だった。専門家は、ビールは生で飲むのが正しいといっている。そこで、「ビールは生が正しい」という哲学をもってここに経営資源を全力投入した結果、新しい商品が誕生し消費者の皆様から好評を得て大きなご支持と共に、昭和50年は全ビールの9%の生はやがてラガーを抜いて平成5年には70%を占めるになった。
 
横並び経営からの脱出は、差別化経営への転換。まさに、ここでいう「奇襲戦法」のことを指している。自ら得意とすくところ、お客様にとって利益になることに「一点集中」させて経営資源を投入することが経営のカギとしている。

また、日本の「大東亜戦争」とその後の経過について言及され国際法上おおくの違反のなか戦後日本人の考え方に誤りが多く定着されてしまったことに正しい歴史を再認識することをわかりやすく訴えられた。

「男子の本懐」のなかで、浜口雄幸内閣で大蔵大臣をつとた井上準之助は、緊縮財政政策により暴走する軍部をおさえ軍縮会議で長期間にわたり日本の拡大政策を止めるにいたった。しかし、折からの凶作ときびしい世界恐慌のなかで日本中から非難をあびて右翼の凶弾に倒れてしまう。

この浜口総理と井上大臣は、凛として国際社会での日本の立場と台頭する軍部にたいして屈服することなく日本と国民の求めるべき姿をはっきりとさせて指導者としての責務を全うされた。おりから、竹中金融財政担当大臣はまさにすべの関係者から集中攻撃を受けている。

しかし、こうした批判は後に特定の利益だけを確保するためのものと暴露されることとなる。いま、日本の救国者はだれなのか政治家が、そして支持したものは誰なのかまもなく判明することになるかもしれない。(裕山)

  
 
 

「故郎でこだわり亊業」仕掛け人



 
加藤敏春氏(写真左。関東経済産業局企画部長で東京大学大学院客員教授)は、コミュニティビジネスの堤唱者で生活者が生きぃきするまちづくりをカ説されてぃる。
 
「コミュニティビジネスの主体は、市民起業家であり地域資源を活用編集して生活者の発想を実現するものである。その形態は、亊業内容に応じてNP0・組合・会社を選択。地域住民と生活者の視点から、提供される生活支援亊業がある。コミュニティビジネスは、社会性と営利性を両立するものである。」
 
そして、日本のNP0を主導される山岡義典氏(写眞中央。日本NP0センター常務理亊)もここ太田市を高く評価され「団塊の世代が50代を通過するこれからの10年が、故郷に帰ってNP0と重要なときとなる。今まではイメージされなかったNP0やコミュニティビジネスを、人生の中で色々と選ぶ機会をつくることが重要なことと考えている。」
 
また、この亊業にご参加いただいた30名の地元ご出身の皆様と引き続き人生とまちづくりを語りつづけたいと念じています。

3月28日(木)太田市役所3階 故郎でこだわり亊業推進検討委員会にて。
 
 
 

在日インドネシア共和国代理大使 ジョコ・ハルドノ閣下





平成14年3月14日、中野サンプラザにおいて「第6回インドネシア経済・投資・労働環境セミナー」が開催されました。来賓のジョコ・ハルドノ閣下は、そのあいさつの中で国際研修生制度について次のように述べられました。
 
「1993年イ政府労働省とIMMとの契約締結から2001年までに技能実習生たちは17,000名超の実績にいたっています。研修修了生は、日系企業200社はじめ民族系企業に採用されそして、自ら独立開業する方々など現在も活躍中で彼らの対しての期待の大きさも高まっております。
 インドネシア大使館は、大きな関心を持って両者との共同声明に基づき実施されることとしています。
 97年の経済危機そしてイ政治危機をうけて民主化システム構築のためにきわめて短期間で経済・構造改革を実施しました。
 すでに、通貨対策には銀行改革、民間負債対策も実施中でありその結果は、安定の兆しがでてきており確実に回復基調になりました。日本は349億米ドル超の最大の投資国です。2001年は、やや減少しましたが投資法の抜本改正が実施されより一層の支援を望んでいます。より強固な関係と相互利益のために協力を望みます。」

と、結んで日本とインドネシア関係に研修生や技能実習生たちの活躍に大きな関心と期待を持っていることを表明された。
 
関係者のひとりとして限りない喜びと共に責任の重さをあらためて痛感いたしました。
 
 
 

「落語もできる小説家」立川談四楼師匠





私の出身校では、同窓会総会の幹亊を毎年50歳に達する学年が担当することになっています。本年1月の総会では、昭和45年卒業生の私たちが当番幹亊としてその司会進行役と懇親会の総括プロデュースを立川談四楼師匠(写真)におつとめいただきました。
 
談四楼師匠は、立川流の第一期真打ちとして、また談志一門の落語協会脱退をネ夕に小説家としてデビュー。「落語もできる小説家」として旺盛な活動を続けている私の同級生です。
 
邑楽郡出身で群馬での仕亊もよくされているようです。そこで、今年の同窓会担当を契機に師匠の公演を開催(9月)さらに毎年定例化しようと話がまとまりました。
 
多彩な活動は、NHKをはじめ、テレビ、雑誌など広汎です。芸風は、人情ものがお得意いではないかと思いますがいちど談四楼師匠の高座をご高覧いただきたくここに謹しんでご紹介をさせていただきました。
 
 

ビジネスジャーナル経済彩々



 
ご存知でしょうか、群馬テレビの「ビジネスジャーナル経済彩々」番組。毎週金曜日午後9時放送、局唯一の経済情報番組。'98年7月16日(木)収録の仕亊がスタート。4年目になっています。
 
現在の司会者は、才媛の加藤桂子さんです。私にとっては二人目の方です。毎回、ディレクターと司会者との1回の打合せで決まるようになっているのも司会者の誘導次第。いつも助けていただいています。ス夕ジオにはAD(アシスタントディレク夕一)さんが番組進行現場で最も活躍しているようです。
 
今回のテーマは、「不況克服は人物確保?」としています。ちなみに4年前の第1回目は、「21世紀は中核市の時代」としました。本県各地で論議され具体化に向かっているようすに、小生の小声も電波に乗るといつの日かその結果が出るような思いになります。責任の重さも感じるこのごろです。さらに「不況時代の切の札・外国人技能実習生」や「即応予備自衛官制度と給付金」は、視聴者の方からご意見ご助言なども頂戴し思い出多い仕亊となっています。いつも経営者の皆さんや働く方々のためにお役に立てる情報提供を心がけたいと念じています。今後ともこの番組を宜しくお願い致します。
 
(写真・群馬テレビ前橋本社スタジオ 平成13年9年27日)



『仕亊をする人のためのパソコン研修』始動  勤労者のライフスタイルに応じた日程で大好評





いまやITという言葉を知らない方も珍しくなりましたが、国家戦略の主柱に電子政府が打出されて急速にパソコン国家の到来も間近か(?)とも思える勢いです。
 
厚生労働省でも在職者向けにパソコン操作習得亊業を全国に展開中で、いよいよ太田市でも始動しました。私どもで受託亊業として本年度実施することになりました。
 
なんといっても受講される方々の都合の良いことが必要です。勤労者の方々のライフスタイルに応じた講習日程を設定させていただきました。例えば、土曜日コースや日曜コースで1日6時間3日で修了する日程などです。
 
また、講座内容も受講者の希望に応じて初めてパソコンに触れる方には初心者コース、ワープロ・表計算コース、さらにその上級コース、そしてインターネット活用コースと5コースを用意させていただきました。
 
受講者の中には、一般の会社員はじめパートタイマーの方そして経営者も混じって近隣市町からお集りいただきました。講師陣も3名が常時インストラクターとしてご指導いただいております。会場には、山田社会保険労務士亊務所の3階にITセンターを設置、最新鋭機器を装備させていただました。
 
今後も地域の方々のために少しでもお役に立てますように、地元の皆様と常に連携を諮ってまいりたいと思います。引き続きご支援とご指導をお願い致します。
 
(写真:山田社会保険労務士亊務所3FのITセンター内でパソコン活用コースの受講中
 
 

 

拡がるサービス最強のネットワーク



 
千二百兆円の個人金融資産の争奪戦が本格化してきた。昨年12月に銀行での投資信託の窓口販売が解禁されている。

「地域の市民の皆様にとって、いちばん身近な金融機関としての役割を担っています。近い将来には、気軽にお取り扱いいただくようになるでしょう。」

太田六店舗、尾島大泉支店を加えて八店舗の本店の営業本部の中村氏。長期化の恐れのある貸し渋りの企業倒産対策に取り組んでいます。

太田信用金庫 常務理事 営業部長 中村市治氏

「中小企業金融安定化特別保証の活用で、事業経営を再生させ活性化させることができます。本業に徹っしていくことが肝心ですね。地元の皆様のためになれる金融機関の責務を自覚し、堅実性に加えて積極性を 渉外担当者の営業姿勢にしています。」

現在、全国400信金に8600店舗を誇っている。すでに県内信金でのキャッシュカード利用には、手数料無料のサービスも実施している。KSDは、この信金のネットワークを利用した成功例。「いよいよ宝くじの店舗販売も始まります。

将来要望としては、デビットカードの利用の拡大も見込まれていますので、最も身近な相談相手としての役割を充実してまいります。」堅実性と最強のネットワークに益々期待は大きくなる。



マルチメディア新時代




「ここネクシア(NEXIA)では、お客様の研修会・講習会にお使いいただけます。ラボコーナーでは、マルチメディアなどのご相談に応じるコーナーです。」

NTT千葉支店のマルチメディア工房に訪問させていただきました。NTT幕張ビルの中に開設されたばかり。

NTT太田支店 支店長 小野正雄 氏

二十席ほどの研修コーナーでは、OCNを使ったインターネットや電子メールの体験ができます。

「太田支店では、教育委員会の親子でインターネットの体験する会や、商工会議所のマルチメディア展・ホームページサミットなどにご支援・ご協力させていただいております。」

不況の中で企業経営に役立つマルチメディアを提案しているNTT。ワールドPCエキスポ98では、モバイル活用が多く展示されています。

「経営にとって、効率化や利便性は不可欠のこと。マルチメディアの利用と活用は、最も必要とされています。しかし、どういう方法でどんなものを使っていくかが大切なことです。高崎支店内にもサテライトを設けるほか太田支店でも、地域の皆様のご要望にできる限り応じられる支援体制をもっています。」

社員が使っているパソコン処理から、経営者・トップが使うパソコン時代の到来という実感を受けました。



コスト意識を持った都市経営





「いまNPO(非営利組織)の拠点作りを始めている。基金を積み上げて、NPOへの支援をしていきたい。」そのための原資については、「ビアレストラン・ヨラッセを第三セクターで始めた。同様に、FM放送局も聴取率を高めて、収益を挙げて原資としたい。」まちの顔づくりに、清水市長はアイデアを続々と打ち出している。

               太田市長 清水聖義氏

全国の市町村は、借金で苦しんでいる。もちろん、国自体も一四七兆円もの借入金がある。太田市も例外でなく五五〇億円の借金を抱えている。「地方は、お金が足りなくても国から交付金が来る。仕事に精を出して収入を増やす必要もない。」この甘えがある限り、地方の自立はない。

自治体のコスト意識や「受益と負担」の原則を希薄にし、行財政改革の意欲をそぐ結果を招いている。「ゴミ袋も、仕入れを1円安くすれば利益が出る。」市職員や市民に向かって、コスト意識への関心を呼びかけている。

すでに、老年人口は16.3%。介護保険がまものなく施行される。介護老人施設を持たないまちには、対応できない。交付金も、いずれは無駄遣いするまちには減額するようになるかもしれない。

「職員数も百人減少させたい。しかし、仕事が減らなければ人も減らすことができない。」 行政効率と自立を目指すならば、中核市(人口三十万人)の実現が必要となってくる。経営者の立場で、都市経営を考える時代が到来している。



雇用拡大へ働き方新ルールづくり




小渕経済再生内閣は、緊縮財政から積極型へと明確に大転換となってきました。戦後、最悪の水準で推移している完全失業率に歯止めがかかる年となって欲しいものです。

同様に、求職者1人に対し企業の求人が何件あるかを示す有効求人倍率も低下続き。「税金のムダ使い」との声の多い土木公共事業の拡大政策も、「失業防止、予防装置」の役割の大きさを認めるエコノミストたち。特に、地方の建設関連業が中心となって確実に雇用増の受け皿になっていることに注目したい。

さらに、公共事業依存から、加速する人口の高齢化・少子化に、医療・介護の分野をはじめ、需要拡大の見込まれる情報分野で新しい雇用の受け皿となるよう期待したいところです。

現下の経済情勢に対応するように、労働基準法の50年ぶりの抜本改正が行われ4月施行となります。製造業種を対象から就業人口の六十%を超えるサービス業への対応をはかるため、昭和六十二年労働時間制の改正から、さらにこれを進める今回の改正。「働き方の新たなルールづくり」のために、人事労務管理の新しい時代のスタートとなるでしょう。

元気な企業経営を支えるのは、まさに元気なトップリーダーです。異業種連合、インターネットビジネスなどに積極果敢にトライする良い年にしたいと思います。



ビジネスダイアログ・経営者の素顔




地方文化のバロメーター


1県で地方紙1紙というのが一般的、「栃木県では現在、下野新聞だけですが、数年前まで廃刊になった栃木新聞の2紙が発行されていました。」競争や刺激を考慮すれば、県単位の地方紙も2紙は、健全なジャーナリズムの発展のためにも必要と力説。

群馬経済新聞社
編集部長 広瀬昭夫氏


「ぐんま経済新聞は、昭和58年4月、日本初の地方経済新聞として創刊しています。昨年末に、元日経記者が京都経済新聞社を創立。日刊京都経済新聞を発刊して話題になっています。」いずれにしても地方経済新聞といのは珍しい。

「決して安くはない当社の週刊新聞が、15年も続くというのは、やはり新聞というメディアを愛する県民の文化性にも助けられていると思います。」ふるさとに愛着を強く持つ県民性と育ててやろうという心意気を痛感します。

「そのためにも独自の紙面づくりで、その期待に少しでも応えたい。もはや経済はグローバル化していて、限られた地域で語られるものではありませんが、それでも逆に「群馬発の世界を駆け巡るニュースを報道(発信)する意気込みを持て」と若い記者にハッパをかけています。」と、ふるさとの経済を見る目も鋭さと頼もしさを感じられる。お気軽に情報をお寄せ戴きたいと優しく結ばれた。




米国通信事情




「四・五年前からバリ、シンガポール、オランダ、アメリカなど海外からのメール接続中。裕史さんからのメールも米国で受け取っています。」米国GE社との合弁会社のトップ山田氏。米国の通信情報技術事情について伺った。

「PC雑誌記者は、飛行機内電話から接続をトライした年り、携帯電話接続で新幹線・車中からも携帯用のパソコンを活用している。

東芝シリコーン株式会社
代表取締役 山田重明氏


米国では、データ通信は月20ドル(日本の15分の1)、テレビ会議ソフト、税申告ソフトなど活用。改訂情報はインターネットからダウンロード出来るので便利ですね。

昨年末、IBMからの音声認識ソフト(テレビでも宣伝中)はインテル社の西岡会長が激賞してます。」米国の青年ビジネスマン達のお話しと。「その時やりたいことを音声入力し、メールは定時自動受信。合理的でスピードが速い。距離感のない仕事の仕方です。」

「顧客満足度のための品質追求から究極は、スピードです。社内は海外も含めてLAN。データベース、Business Object検索ソフトも良い。ソフトは、自社開発よりも購入が良い。次に良いのが出たら乗り換える腰の軽さも必要です。」

さらに、ベンチャーについて情報技術は不可欠で、インターネット、Web対応を選んで外部の人とのチームづくりがポイント。役割はドライにそして適正・スピードを挙げられた。対人付き合いの時間はコストが多すぎていると指摘されました。




「人材格差の時代」に人材投資を





「人材格差」の時代といわれて久しいところですが、ジワジワとその影響が出ているように思われます。

民間のシンクタンク主催の様々な講座・講習会には、新入社員研修をはじめとして、中堅社員向け、経営者・管理者向けのものが目白押しです。

内容は、総務・人事から営業マン心得・人材育成・経営計画立案方法など。さらには、接遇・対応セミナーやマルチメディア関連まで幅広い分野にわたっている。

金融機関でも積極的で、顧客のニーズに対応したセミナーを開催している。さらには、行政・商工会議所等主催も数多く実施され、適切に選択することで低廉で効果も期待できる環境下にあります。

中小会社が独自に教育するのは当然に必要なことですが、外部機関も活用することでその効果をさらに大きくすることができます。

特に、新入社員には、心得心構えを外部講師・専門家にまかせ、中堅管理者や後継者みのこうした機会を活用することが必要でしょう。

さらに、新卒求人や中途採用の中から自社の必要とする人材を発見し、教育を根気よく続けるよう心がけたいものです。



最先端技術 アウトソーシングの鉄人




小波株式会社    代表取締役  加藤 彰 氏

「どんなアイディアも高技術でも世に出さなければ人間にとって何も役立つことにならないですね。」の問い掛けに「自分の体験が物を言う。どんどん書きまとめ、頭の中をカラにする。

さらに新しい知識・知恵をどんどん受け入れていく。高水準の情報はネットワークで、どんどん集めていく。人間のコミュニケーションが、新技術・新素材を現実のモノに生み出す原動力。」と大きな声は心の優しさを実感。

昭和45年30歳の誕生日に6人の仲間と創業。「代表者は時の流れの中で歴史と地形と民族性と金融と技術力、そして人類への必要性と企業。

あらゆる方向を総合判断して”賭”をする(カケ算マン)。営業は常に1円でも高く仕事を受注する(タシ算マン)。物を作る人(技術者)は1円でも安く作る努力をする(ヒキ算マン)。経理は金庫の中身をどう振り分けるか(ワリ算マン)。誰でも知っている算数である!」。創業時からの社是。

多彩な経験から生まれ出るものは、高技術の百貨店。日本のトップメーカーを支えるアウトソーシングの鉄人。「最先端技術との交流は、いつも10年後、30年後まで解ってくる。

多種分野に仲間がいること。出会いを大切にバカになって全力投球だ。」新製品が世に出るまで3年から5年。KONAMI製は、世界のブランドとなっているのです。



リサイクル石けん エコロ




昨年1月にリサイクル石けん「エコロ」が発売された。身近な廃食油の再利用を考えた尾島あしたば会(主婦のボランティアグループ)に協力支援した商工会議所環境委員会。

「当初は、商店街のゴミ問題に取り組み、友人達と環境廃棄物問題研究会を設立。ゴミや空き缶処理からスタートしました。」と、古川氏。

太田商工会議所環境委員会  委員長  古川 隆司 氏

太田市商工会議所は、環境基本法制定に地球環境を含めた幅広い施設やISO14000シリーズの動向、容器包装リサイクル法などに産業界としての対応のため環境委員会を設置している。

「環境問題は、経済界や官界だけでなく市民ボランティア団体とも協力して産業官民のネットワークを整えていくことが必要。」と、「東部保健所、太田市清掃事業課の方々とゴミや空き缶の一般廃棄物から産業廃棄物の現状と対応策について勉強会を行っています。」

「エコロ」石けんは、学校給食センターの廃食油を使った手作りのリサイクル品で、会議所の支援で専門かくはん機導入などで、JISの規格に合格した無害品。

洗浄力は家庭用に比べ非常に高く油汚れに効果を発揮する。「会議所の催しなどでPR販売中。

収益は、一周年を迎える2月に社会福祉団体へ贈呈させていただきます。」販売価格は、2個入り一セット130円。ご利用下さい。



コラム「愛煙禁煙」




「人生の3分の1は寝てくらしたとしても、余暇は十分なほどあります。八十年の生涯計算の結果ですが、そのほとんどが六十歳定年後にあるわけです。」と、ことし5百号を発行した週間太田タイムスの東社長。

株式会社太田タイムス社  代表取締役 東 弘 氏

「若くしそして美しい生涯のためのコツは、書くことと笑うことです。」1日1回、文章を書くことは、頭脳に映像を描き、知識などの記憶を整理整頓で像を描き、知識などの記憶を整理整頓できる。

創造力も増してくる。第三者的にも自分自身を見る機会にもなる。語彙(ごい)のバリエーションも増えるということです。「1日1回笑うことで、顔や体を適度に機能させ、精神的に若さを保ち老化を防止したりするのです。」

なるほどよく余暇には、スポーツ生涯学習などがあげられていますが、手軽に心掛けるだけでも楽しい生活にすることができるものです。コラム欄の「愛煙禁煙」には、毎週身近なテーマで呼びかけられています。週末には、特定の新聞に折込まれて配達されていますが、定期購読もできる。広告も格安なことは有名。効果も大きい。いちどご利用いただくことをお薦めしたい。

石仏や旅行は得意分野。中学生にも解る太田市史(全十二巻)もダイジェスト版づくりを手がけている。完成が待ちどうしい。東山大河のペンネームにご注目ください。



楽しいホームページで街づくりの応援




「二年ほど前からウインドウズになって良く使うようになりました。」今年、三月にホームページを開設した松野社長。

(株)ビジネスホテル 太田イン 代表取締役 松野 民英 氏

「ホームページは、友人に頼み制作しました。」客室五十三室、BアンドB(ベッドアンドブレックファースト)方式のビジネスホテル。太田南口駅前、駐車場完備。商店街や飲食街にも接している便利なホテルとして好評。

「今までのワープロ専用機をパソコンに換えて、とても便利なものと思いました。友人達(JC)とのEメール交換のためにインターネットに加入、HPのスペースもいっしょにあるので制作することにしました。」客室の写真や料金のほか、地図も丁寧に案内されています。

また、東武鉄道の時刻表などもリンクできて便利なHPになっています。「パソコンでは、文章などフロッピーでお互いに交換できることや、FAX・Eメールにも送ることができます。

お客様には、「駅すぱあと」ソフトを使って、出張先の行程をチェックするなど活用されています。」外人客が、Eメールを活用。時々メールで交換もしている。

「楽しいHPを作りたいですね。ご利用いただくお客はもちろんですが、街づくりのことや太田市とその周辺のことについても少しづつ充実させたい。」近い将来、電話予約をEメール予約が超えることでしょう。

(太田インさんのページはリンクページからリンクしております。)




快適生活環境づくりの助太刀人




尾島町の老舗、四代目の新社長に就任されたばかり。母校、明治大学の居合道の監督の肩書きを持つ小堀氏にお話を伺った。「子供のころから剣道大好きで、その延長上に居合道がありました。

大学時代では、全日本大会で第三位の成績も残しました。」夢想神伝流錬士六段の実力者。会社の事務所の二階に道場をつくるほどの熱血漢。「毎週十人程度の方と、火曜・木曜の2日間定期的に練習しています。」成人者を対象に、この道場を使って練習に励んでいる。かつての少年剣士の面影も残している。

有限会社小堀商店:代表取締役 小堀 康之氏

燃料・米・肥料等の販売のほか、雑貨などの小売と老舗の店頭は、地元のお客様で楽しい会話が続いている。「大切なお客さまから、台所・お風呂そしてトイレなどのいわゆる住環境の改善の要望が増えています。そこで、快適な生活環境づくりのための提案を積極的に展開したい。」

農業者の多い尾島町地区で、住環境改善は当然多いところ。世代交代期の現在、後継者も生活環境への要望は強い。

「地元のお客様の要望に、新しい小堀商店は、その期待にお答えしたい。お客様との交流も、もっと増やしていきたい。」パソコンにも取り組み中。毎週末には、家族のいる横浜へ往復。全日本を目標に練習する姿は、実に頼もしい。




思い出と出来映え楽しむ写真




思い出・記念写真んど身近で親しみの多い写真。創業50年を迎える写真館。県下屈指のブライダル挙績を誇っている。「数年前から組合で「喜寿」の祝いに、無料記念写真を撮らせていただいています。」

有限会社松本写真館:代表取締役 松本 博 氏

太田市はじめ新田町、尾島町、落塚本町などで実施されている。喜寿は77歳の祝いで、利用者も多い。「毎年100名程度の方がここをご利用いただいています。」と、気配りを感じる方。

こうした節目に、家族や親戚、友人もまじえての思いでの写真は、ぜひ必要。高技術を使った写真の出来映えは、多様に楽しむことができます。

まち、商工会議所など公職、役職を担う傍ら、茶道、謡曲など趣味も豊富。「まだまだ始めたばかりなので何も分からない。」と、謡曲について。「600年以上の伝統と歴史を持つものは、やはり魅力も大きいものです。」と、「少しづつでも勉強して、その魅力をもっともっと知りたいものです。」「まちづくりの中で、魅力づくりが重要な課題、こうした伝統的な文化も大切な魅力づくりのひとつとなるに違いない。」と、強い責任感も魅力的。



労働時間40時間制のスタート




昭和63年4月施行の改正労働基準法には、平成3年から1週間44時間労働に平成6年から40時間とされましたが、実現が困難な状況下のため、さらに平成9年4月から一部を除きすべて週40時間労働制と定められました。
日本人の働きすぎが外国から批判、女性の職場進出の増加(特にパート)さらに、労働者の福利厚生の増進や健康管理の必要性の高まりから、生活大国実現の一環として労働法の改正、男女雇用機会均等法、育児介護休業法、労働者派遣法、安衛法など制定および改正整備が逐次行われてきました。

依然、中小企業をとりまく経済情勢はきびしく弾力的運用を望む声に、変形労働時間制、裁量労働制の拡大、指導期間を設けるなどの対応が発表されています。日本人が働き過ぎとの評価に、私たち自身本当にそうなのか疑問を持つことがあります。米国のビジネスマンと呼ばれる人達は早朝から夜まで精力的に働いているし、西部地区の保育所は、朝6時から夕方6時まで。

40時間制にふさわしい日本人の仕事や暮らし方に、知恵と工夫が必要な時代であり、新しい日本人のライフスタイルを創り出すことが最重要課題として積極的に取り組むことからはじめていかなければならないと思います。

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