プレゼンテーション力の強化で世界へ発信
ニュービジネスプレス発表会を主宰した太田商工会議所の正田寛会頭は、 「中小企業が持っている開発力は強力。しかし、発信力の面では弱点として指摘されている。」
何とかしようと企画されたこの発表会は、会議所の指導員・専門員たちが活躍している。 商品開発とその展開、販路・資金繰りなどは会議所の得意分野。 経営全般にわたるサポートはこころ強い。
「世界へ発信できることが販路拡大、地域経済活性化に繋がる。明るい情報、話題を発信していきたい。」
イズミ電機工業内の株式会社昭栄の「LPガス発電機」や、山梅造園土木株式会社の「手間いらずのコケ」屋上緑化の提案など興味深いテーマのプレゼンに、記者たちの真剣な取材活動。次へも期待したい。
「36℃」のコンセプト
東京スカイツリーに併設されている「ソラマチ商店街」。 東京下町の風情を世界に発信している「New downtown」、食品、雑貨、カフェなど多彩。 しかも下町風情を演出した和のテイスト商品も目立つ。特に4階ではジャパンスーベニアショップが並びます。
その中には、レストラン&フードエリアがありちょっと洒落たソフトクリーム店「36℃」に行列。 太田市の東毛酪農様が出店しています。
「お食べいただいた後、のどの渇きがありません」と、責任者の青山稔氏。「36℃での殺菌加工技術で乳酸菌をそのままいただけます。」ソラマチ商店街でトップクラスの業績を誇る。自社の強み活かし抜群の革新性のコンセプトが「ソラマチ商店街」で輝いています。
青色申告会への実行力が求められている
消費税引き上げ論議の中、館林税務署長に着任された宮川克則新署長。長野県の佐久税務署長はじめ国税局など歴任。
この日、税務協力団体が揃っての表敬訪問となり、ご多用中でもそのお人柄からソフトムード。 歳入業務の最前線にありながら、納税者への暖かさからもまさに敏腕さも感じさせます。
税務教育分野へのご理解をいただき、歴任された税務署での活躍ぶりも覗えます。
白色申告者の記帳義務化が目前、青色申告会への期待も。民間団体の青色申告会の真価が問われているのかもしれません。
青色申告会も税務当局との連携強化とともに実行力が求められる時代が到来しています。
立川一門を率いる談四楼師匠!
群馬県太田市は、いわゆる企業城下町で中小企業群がしっかりと形成されています。スバル地域交流会は、こうした企業群の地域貢献活動のひとつ。
その活動は多彩。今回は、チャリティ募金とともに落語会を開催し文化活動を実施。還暦を迎えた談四楼師匠は、一門を率いる風格とともに落語の魅力も増幅中。
「落語もできる小説家」として華々しく?デビュー。時代小説「長屋の富」(2010年筑摩書房)、「落語家の祝い酒、やけ酒」(2011年PHP)と近刊も着実に腕をあげています。人情物がおすすめですが、やっぱり「上毛かるた」がいいです。
立川談四楼独演会は、毎偶数月15日下北沢北沢八幡で定期公演中。
心に沁み込む「家族の絆」
女優 光本幸子氏
「岡場所から足を洗い堅気の男と所帯を持った“おぬい”は、生さぬ仲の息子をわが 子のように大切に育てた・・・」
女優光本幸子さんは、ゆっくりと聴衆の心の中へ語り始めます。 ここでは、家族の絆(きずな)がテーマ。
江戸庶民のくらしから、親と子の家族を見つめ直す問題を提起しています。 演目「おっ母、すまねえ」、池森正太郎著、新潮文庫「親不孝長屋」から『江戸の詠み語り』。
心深くに沁み込む語りから、現代でも家族の絆は不変なのかとしっかりと考える機会となりました。
来春、紀尾井ホールでは「竹本綾之助物語」の樋口一葉役で山本陽子(初代綾之助役)さんとをつとめられる。 円熟の演技力は、ますますその頂点へ向かってエネルギッシュです。
(太田青色申告会女性部事業から)
災害にも犯罪にも「強いまちづくり」へ
太田警察署長 岸 哲 氏
人口20万人の太田市は、典型的な中都市。
最近の話題は、市立の中高一貫学校の編成、まちまるごとソーラー、群馬県下唯一の出生率増加の施策などです。
しかし、交通事故や犯罪発生件数の減少には中都市としての悩みもあります。
市民も大いに関心を寄せます。
「平成16年をピークに、減少傾向にあった刑法犯活性件数が 一部に増加多発傾向となってきている。」太田警察署長の高岸哲氏。
太田市では、関係団体や協力団体によるさまざまな取り組みが実施されています。 「防犯活動へ若い力の参加や市民の安全安心パトロール実施など、一体となって 犯罪防止のために継続強化へご協力いただきたい。」
安心安全なまちづくりには、わたくしたち市民がその役割を果たすことが重要です。 未曾有の大震災後、「災害に強い国づくり」に関心が集まっています。 犯罪も交通事故撲滅のためにも「強いまちづくり」が必要なのです。
追悼 前群馬県知事 小寺弘之様
1991年(平成3年)群馬県知事選挙に初当選。以来、4期16年にわたり知事をお努めになりました。
尾瀬保護財団の設立をはじめ、県民200万人達成記念行事やぐんま昆虫の森の建設、 そして、旧群馬県庁(昭和庁舎)を残して、新県庁舎の建設など多くの実績を挙げることができます。
わたくしの審議会委員の任命者。そして、2006年(平成18年)総合表彰をいただきました。
91年の知事選挙の出陣式の厳しい決意の表情と、当選の喜びの満面の笑顔が忘れられません。
1968年自治省(当時)から県医務課長に就任以来、40年の長きにわたり群馬県への偉大なご貢献に、 深甚なる敬意を表します。ご冥福をこころよりお祈り申し上げます。
あの先生のようになりたい、素敵な先生との出会いの教育現場
いよいよ来年度の指導要領では、中学校で武道が必修となる中その対応に追われている。 備品不足や武道場新設など、伝統と礼の教育は並大抵ではない。 さらに、理数教育充実が加わって実験・観察の重視が打ち出されている。
いずれも時間とお金がかかる。さらに、指導する教員側にも理科に苦手意識が強いという。 理科専門教師増員の声も当然なのかもしれません。
「資質と数の充実」を強調する文部科学省の教育改革調整官の池田貴城(きじょう)氏。 教員の資質向上のための意見把握(ほとんどの教育関係者を対象)をご担当中。
「学問の急速な発展は、知の爆発といわれている。より深い科学知識とともに多様化、複雑化のなか教える力だけでなく、 カウンセリング、マネジメント力など高度で専門的知識とスキルが求めれている。」
すでに、前政権下では教員養成課程の改善が実施され、「教職実践演習」を導入。さらに教員免許更新制も行われている。 しかし、現政権の民主党はこれを見直し、修士を基礎資格の一般免許の上に、8年以上の実務経験と教職大学院での「学校経営」 「教科指導」「生活進路指導」の専門免許状を新設するという。
現場での過重な雑務(事務的業務なども)から解放し、じっくり触れ合う時間や教材研究に専念できる環境づくりとはかけ離れた 構想に不安が残る。「ふさわしい資質能力」と「ふさわしい人格」。 あの先生のようになりたい、素敵な先生との出会いが教育現場に欲しいのです。
110万人の教員に「ふさわしい資質と人格」づくりへ向け池田氏への期待が深まります。
見てよし、味よし、香りよし。花茶はいかがでしょか。
中国旅行のお土産のトップは、まず「お茶」があげられます。 ホテルの近くを散策中に立ち寄ってみました。
現地の中国人経営者(日本語、ロシア語が得意)と一緒なので、会話も盛り上がり店主と意気投合。 しかし、お勧めのお茶は高価なためちょっと困っていたところ、出されたのが花茶。これにはおおいに感動させられました。
花弁と茶葉との組み合わせが絶妙で、お湯のなかで徐々に開花?花弁も紅白はじめいろいろで、見事なバランスで楽しませてくれる。 真珠花茶という説明。高級なジャスミン茶で鞠状にしたもの。花茶は、数種類の製法で作られて続けてきた。
このタイプは、花を茶葉で包み込んで茶葉の形状によって花とともに変化しながら開花するのです。 工芸茶とも呼ばれているとか。
「ここ厦門(アモイ)の福建省が花茶発祥の地。伝統茶として評価も高い。」 10種類ほどの花茶をお土産にさせていただきました。
(「鷺茗茶業」店主 陳致清氏 地址:京間酒店正対面)
世界の工場から世界のオフィスへ
中国が日本ソフトウエア業最大のアウトソーシング拠点になっている。 日本からのソフトウエア受注企業は、大連市高新区だけでも200社 超。中国への発注元には、日本(51.8%)、欧米(29.4%)、香港 (10.0%)と続く。(2007年易観国際ソフトウエアアウトソーシングレポート)
2000年2月英国フィナンシャル・タイムズは「中国がインドのI Tア ウトソーシングを脅かす」と明言したと、インド最大のBPO「GENPACT」 のCEO Pramod Bhasin氏を紹介。
今年8月、来日中のGENPACT長春勤務の 羅小川氏からは、「アジア拠点4箇所に3000人を擁し、ITサービス はじめアカウンティング、従業員向けサービスなど日本の企業様のため に卓越したプロセス管理力をご説明させていただいています。」
ハイ エンド労働集約型産業では、企業の能力と人材規模が基本的に必須条 件。GENPACT社だけでもインドは16拠点3万人を擁している。インドと 中国とでは、日本にとって言語上で中国が優位。長春は、日本語人材が 大連に次いで新規卒業生、日本留学帰国者が多い(GENPACT社資料)。
大学院でご一緒させていただいた友人の活躍に応援を続けたい。
伝統ある都市対抗野球 企業力と地域力へ
政権交代の総選挙の興奮の中、9月1日第80回記念の都市対抗野球 大会決勝戦が行われました。しかし、未曾有の信用収縮による不況の 影がここでも。
企業チームは、1963年ごろをピークに3分の1まで減少。存続の危機とス ポーツジャーナリストも語気を鋭く迫っています。 こうした中でも、元気で歴史ある企業チームのひとつ「太田市・富士重 工業チーム」。今回は初戦で惜敗しましたが、三山化学薬品社長の中島 守氏は開幕直前に「都市対抗野球の楽しみ方は、この制度の特徴を知っ てほしい。まず、補強制度で敗退チームから5名までの選手を加えること ができる。今年は、住友金属から有力選手を補強しているので期待は大 きい。」さらに、試合日程の指定制度なども解説。
地元、太田市では富士重工業チーム出場で毎回盛り上がりを見せる。 市民、産業界挙げての壮行会はじめ大応援団編成など。さらに、地元群 馬で元旦開催の全日本実業団駅伝大会でも富士重工業チームが躍進中。 苦境の中だからこそ数億円といわれる費用は、社員や地域への企業力投 資として受け取れば地域の活性化へ直結。地域力へと繋がっていきま す。
二百三高地に立つ。そこから見えるものは
30年を超えるお付き合いから、国内外の旅行に同行させていただいて います。ここは、「二百三高地」。背景にある入り江に見えるのが旅順 港。日露戦争のなかでも特に激戦の地で有名です。しかしここには、日 本人観光客だけ。私たちが立っている前には、乃木希典が漢詩で読んだ 爾霊山(にれいさんは203高地の当字)と記された忠魂碑が何かを語って いるようです。
高島建設代表取締役の高島勝義氏は、「この戦争から大 東亜戦争までつづく辛く厳しい歴史から、何が国民を支えていたの か?」「明治に入って日本人の道徳が崩壊にあった。それまで武士道が 庶民にも浸透してその基礎となっていたが、新渡戸稲造は台頭する覇権 主義への警鐘として『武士道』を書いている。」終戦の年に生れた高島 氏のお話は、5時間の大連・瀋陽間の列車の中で熱く語られた。]
写真のそばには中国語でかかれた碑文。文末には「国耻」とありま す。中国人の現地ガイドに尋ねてみました。彼は、「ロシアと日本がこ の地で戦争をした歴史は、中国の地で展開された。これは、中国にとっ ては国として恥ずべきこと。国民はこの歴史を忘れてはならない。とい う意味です。」と。しかし、「日本軍国主義を日本人は国の恥として忘 れるな。」とは、私の考え過ぎ?
「金子みすずの世界」を謳う、さこ みちよ氏
唄うトークショーを全国各地で精力的に活動中のさこみちよ氏。 大沢悠里氏の「大沢悠里のゆうゆうワイド」(TBSラジオ)では、その名 コンビぶりは30年を超えている。 身近な話題から巧みに展開するお話は聴衆をグイッと引き付ける。独特 な笑い、スケベな話。そして、感動的なお話が続く。ご主人の落語家立 川ぜん馬氏にふれると謙遜さも忘れない。演歌、民謡などレパートリー は広い。いよいよ「金子みすずの世界」に入ると、歌唱力が一段と発揮 される。朗読とその歌。聴衆は、すっかり「さこみちよの世界」に吸い 込まれていく。趣味は、小唄、三味線、スキー。長所は、控えめなとこ ろ?とか。ハイタレントな さこ氏の活躍が頼もしい。
復活 「豊真将」の1月場所
平成21年初場所は、外国人力士の復活で大いに沸きました。 そんな中、日本人力士でも人気の高い豊真将が大活躍。今年の活躍に注 目したい。師匠は、人気力士の寺尾、現在の錣山親方。天性の実力に期 待は大きい。幕内昇進スピードは史上9位タイ。頭をつけた低い姿勢の勝 負がいい。堂々として礼儀の正しさは角界を代表している。しかし、1 年ほど前に体調崩してから厳しい土俵となっていた。稽古熱心さから出 てくる低い姿勢からの右四つ、そして寄りきりの勝負。敢闘賞2回、技能 賞2回の実績。今場所11勝の高成績は、強い豊真将の復活です。 四股名にはふるさと山口の豊浦町や出身校の監督、父の名前から一字づ つ使っているとのこと。 辛く厳しいときでも、支えとなり稽古に精進する原動力は関取の人間性 から来ている。日本人の大「将」を目指して欲しい。(帝国ホテルに て)
「急ぐべからず 世良田東照宮に学ぶ」
社殿の前に際立つ大鉄燈籠。錆びて少し傷みもあるが立派なもので す。総社(現在の前橋市)藩主の秋元越中守喬朝が、曽祖父が徳川家康公 受けた報恩のために奉納したもの。ちょうど350年ほど前に鋳造されてい る。いまだに朽ちない砂鉄による鋳造技術の高さに感心させれます。 世良田東照宮は、三代将軍家光公がここ世良田が徳川氏の先祖の地と して日光東照宮古宮を移築したもの。禰宜(ねぎ)は、徳川系図を基に 清和源氏から家康公まで実に明解です。私が数えると、その系図から義 季(得川)としてその子頼氏(世良田)へと続き、16代ほどの廣忠の子 が家康(徳川)にたどり着きます。 戦乱の世から太平の世にした功績は、東照大権現となって東から照ら す朝日のように勢い盛んな神となりました。現下の大不況、どう勢いよ く立ち向かうのか天の声を聞きたいところです。 家康公の遺訓は、「人の一生は 重荷を負て 遠き道をゆくがごとし 急ぐべからず」と教えています。
「プロフェッショナルの内的キャリア考察」
宝生流能楽師 柏山聡子氏
毎年11月23日には、宝生流能楽師武田孝史氏主宰の「喜宝会秋の大会」が東京・本郷の宝生能楽堂で開催されている。本年は、「喜宝会60周年記念大会」となり能3番、舞囃子7番そして仕舞多数に、番外仕舞には武田孝史氏の「清経キリ」が行われた。ちなみに私は仕舞「岩船」に挑戦させていただいた。
さて最近、特に注目を集めている女流能楽師の活躍がある。宝生会では、婦人能(2月)と文月能(7月)で女流能楽師の能舞台を鑑賞することができる。今年の婦人能では、「右近」シテ役を来年(平成19年)は立春能(2月5日)に「葵上」が決まっている。柏山氏の独特な気高き気品の漂いのなかからは、「葵上」での生霊(後シテ、般若の面と打杖)の姿は想像できない。しかし、プロフェッショナルの舞台上のすがたは、こうした日常の優しい笑顔の中からもうかがい知ることができそうでもあります。最高の好感度をいただいてキャリア論の内的側面について考える絶好の機会となりました。
(如水会館にて)
「犯罪防止に市民が立ち上がる」
多発している子供たちへの非情な凶悪事件。 犯罪の多発は、安全安心の生活環境を脅かし市民を恐怖に陥れる。 全国で対策が急がれているが、群馬県でも昨年6月より警察活動だけでなく、県民、事業者、行政が一体となって治安回復に立ち上がるために「群馬県犯罪防止推進条例」が施行されている。群馬県警太田署長の森本哲警視は、「市民の方々の目や耳により、その目撃情報によって事件を解決する多くの事例があげられる。
犯罪対策も治安当局の役割は当然であり、さらに市民皆さんの協力と関心無くして犯罪防止は根絶できない。」「犯罪は、時代が生み出す生き物だとも言われている。 IT化やグロバリゼーションは地球自体を小さくしてきた。享受したその便利さが犯罪を発生させている。」こうした多様化、国際化の社会環境の変化に対応できる治安体制の整備には、莫大なコスト負担を余儀なくされることとなる。すでに、市民が立ち上がる地域が誕生している。
群馬県下では、約400の自主パトロール活動が実施されている。 なかには、散歩をかねた「ニコニコパト」や犬の散歩を利用した「わんわんパトロール」などもあり、地域が一体となって犯罪者を近づけない自主パトロールがたいへん効果的としている。 すでに、12月1日から始められた牛乳販売店業界では、250店の営業車750台がステッカーを貼って早朝から目を光らせている。
太田ライオンズクラブは、会員とともに会員企業の営業車にステッカーを貼り目を光らせることを決めている。 群馬県警では、「気楽に、気長に、危険なく」を自主パトロールのスローガンに掲げ犯罪防止の有効な抑止にむけて市民との連携を積極的に進めている。森本氏は、「早期発見と早期対策が肝要」と結ばれた。
絆 父・田中角栄の熱い手
田中 京 氏
銀座7丁目のビルの地下にクラシックで洒落たバーで、話題の田中京氏に伺った。
田中氏は私と同じ兎年生まれ、さらに同席の3人が誕生月まで一緒とあって意気投合。 神楽坂生まれの田中氏は、多趣味を次々にご披露。 元総理の田中角栄先生のご長男ということが次第に実感となっていく。
「人を大切にする気配り」「家族への強い愛」そして「父への大きな愛」がどんどん伝わってくる。 著書のなで「オヤジが総理になった日」では、大きな愛が父と子とに溢れんばかりに語られている。
アールスコートの由来を尋ねてみました。 「お店の名前は、わたしが英国在住のときの住所名を使っています。」 ワインを3本ほど飲み干すほど。
しかし、田中氏の淡々とした優しい響きの声からは父田中角栄先生を連想できない。 でも、先生の元々の声はこうだったのかもしれない? 優しく包み込まれるような雰囲気づくりは先生譲りなのでしょうか。
著書にサインしていただきました。 「うさぎも腰をすえて生きる時代かも」と書き添えて。
(アールスコートで)
「新しい出発・秋田三味線の挑戦」
北沢運輸 代表取締役 北沢四郎氏
2月13日、72歳になられた北沢四郎氏(北沢運輸社長・写真右からニ人め)が梅若そろいの着物で舞台ヘ登場。
日頃の秋田三味線の腕前を披露していただきました。
北沢氏は、「地元アイオーしんきん」太田営業部信友会の副会長。 新年会では華を添えたいと2年前から始めた秋田三味線の演奏を提案されました。
「会社経営も26歳から創業、ゴルフ好きでずっとやってきた。 70歳になって妻の秋田三味線に魅せらた。25年もやっている妻の秋田三味線の素晴らしさに、 これからニ人でいっしょに演奏できたらもうひとつ楽しみが増えると思ってね。」
北沢氏は、以前から尺八もされており邦楽に造詣が深い。
奥様とも二人三脚でみごとに亊業経営を成功させている。
舞台での勇姿を眩しそうに見守もる奥様。 亊業家としての新しい人生への始動が感じられる。
「私の娘はピアノ好き、息子をあわせ家族そろってやってみたいと思っています。」
北沢氏の夢は、世の中の亊業家たちの理想とするあたらしい夢のようです。
読者諸兄には、さっそく挑戦(トライ)されてはいかがでしょう。
富士重エ業株式会社 社長 竹中恭二氏
10月9日、太田商工会議所ホールでの講演で「世界の中で飛行機製造から自動車メ一カーとなった企業が多い。 その中で戦後今日まで両方の生産を継続しているのは当社唯一となっている。」
太田市では、前身の中島飛行機製作所以来高度な技術力の集績により、技術集団としての強い中小企業群が形成され今日まで連綿として技術力と人的ネットワークが醸成されている。
「モビリティの知能化」へと竹中氏のプレゼンテーションが続く。
「99年世界初の実用化に成功したステレオ画像のドライバー支援システム『ADAアクティブ・ドライビング・アシスト』をさらに改良し新型スバルレガシィツーリングワゴン3.0Rに搭載までの開発をVTRでご覧下さい。」と、自らセットされたパソコンで熱く解説された。
さらに、日本初の小型航空機の「完全自動離着陸システム」に及び会場いっぱいの聴衆をしっかりと引きつけていく。
すでに、富士重エはスエーデンのサーブとの亊業協力や米国ゼネラル・モータースとの協業拡大をすすめている。
スバル車の武器は、世界でほかに独ポルシェしか持たない水平対向工ンジンと独自四輪駆動技術の2つ。
激化する競争の中、GMグループのスズキの協業と比較される。(日経ビジネス)
独自技術力が「ヒト」や「環境」に有用であるかどうか、厳しいユーザーの目に適う「ホンモノ」づくりに太田市の技術集団の存在感をぜひ示したいと念じている。
いよいよスバル車は、インドネシアやフィリピンそしてインドでGM販売される。
竹中社長の応援団が太田市でも増えたことを確信した。
「太田市の合併協議の行方」
太田市企画部合併推進課長
今井 一郎 氏
2003年5月8日(木)には、太田市と隣接3町との合併協議会での経過についてご説明をいただいた。
頂戴した任意合併協議会作成の資料では、新市将来構想が「個性が輝く生活文化都市」といういわゆるキャッチコピーです。
どうも、このコピーからは新しいまちのイメージが湧いてきません。
資料には、「住民ニーズ、地域特性、社会の変化に応じた個性きらめく主体的なまちづくり」としていますので50年後の地域の個性化を具体的に住民ニーズを表現していただくことが必要かと思います。
合併は、その地域の住民のために推進していくことですので「住民のため」とは具体的にどういうことかを明示していただくことが大切なことともいます。
すでに、6部会・30分科会では2200項目について調整中です。
ここでもっとも優先していただきたいのは、「住民のニーズ」を適格に把握して公表していただくことと思います。
現状では、未解決なこと希望する事項は何ですか?という住民が抱えている課題に対応した提案をしていただければと思います。
自治体合併と企業合併とを同じにできませんが、自治体自身の生き残りを図るような合併では住民のニーズには対応できません。
この4自治体の借金はおよそ1200億円(13年末)、処分できそうな資産は評価額がわからないのですが負債の数割程度?
4月の統一地方選では、合併推進を公約した候補者は少数。
少々不安のなかで、いよいよ法定協議会へと進んでいきます。
(4月1日現在1281市町村が法定協議会へ参加。総務省自治行政局)
アイオーしんきん合併記念講演会 「小が大に勝つとき」の4つの秘策
アサヒビール株式会社名誉顧問
中條高徳氏
2002年11月21日、太田市社会教育センターで中條氏は講演のなかで陸軍士官学校の出身から、行動規範について旧陸軍での教育につかわれた士官(管理者)としての行動規範規定に基づき取り組んできている。
アサヒビールでは、キリンビールには絶対に追いつくことはできないといわれていたことに「なにクソ!!」精神で必死の覚悟で取り組んだ。
「小が大に勝つ」ための基本の行動規範は、4つある。「一点集中」「少数精鋭」「個別撃破」「奇襲戦法」であると力説する。
昭和37年は、ラガーが主流で「生」は夏だけの商品だった。専門家は、ビールは生で飲むのが正しいといっている。そこで、「ビールは生が正しい」という哲学をもってここに経営資源を全力投入した結果、新しい商品が誕生し消費者の皆様から好評を得て大きなご支持と共に、昭和50年は全ビールの9%の生はやがてラガーを抜いて平成5年には70%を占めるになった。
横並び経営からの脱出は、差別化経営への転換。まさに、ここでいう「奇襲戦法」のことを指している。自ら得意とすくところ、お客様にとって利益になることに「一点集中」させて経営資源を投入することが経営のカギとしている。
また、日本の「大東亜戦争」とその後の経過について言及され国際法上おおくの違反のなか戦後日本人の考え方に誤りが多く定着されてしまったことに正しい歴史を再認識することをわかりやすく訴えられた。
「男子の本懐」のなかで、浜口雄幸内閣で大蔵大臣をつとた井上準之助は、緊縮財政政策により暴走する軍部をおさえ軍縮会議で長期間にわたり日本の拡大政策を止めるにいたった。しかし、折からの凶作ときびしい世界恐慌のなかで日本中から非難をあびて右翼の凶弾に倒れてしまう。
この浜口総理と井上大臣は、凛として国際社会での日本の立場と台頭する軍部にたいして屈服することなく日本と国民の求めるべき姿をはっきりとさせて指導者としての責務を全うされた。おりから、竹中金融財政担当大臣はまさにすべの関係者から集中攻撃を受けている。
しかし、こうした批判は後に特定の利益だけを確保するためのものと暴露されることとなる。いま、日本の救国者はだれなのか政治家が、そして支持したものは誰なのかまもなく判明することになるかもしれない。(裕山)
「故郎でこだわり亊業」仕掛け人
加藤敏春氏(写真左。関東経済産業局企画部長で東京大学大学院客員教授)は、コミュニティビジネスの堤唱者で生活者が生きぃきするまちづくりをカ説されてぃる。
「コミュニティビジネスの主体は、市民起業家であり地域資源を活用編集して生活者の発想を実現するものである。その形態は、亊業内容に応じてNP0・組合・会社を選択。地域住民と生活者の視点から、提供される生活支援亊業がある。コミュニティビジネスは、社会性と営利性を両立するものである。」
そして、日本のNP0を主導される山岡義典氏(写眞中央。日本NP0センター常務理亊)もここ太田市を高く評価され「団塊の世代が50代を通過するこれからの10年が、故郷に帰ってNP0と重要なときとなる。今まではイメージされなかったNP0やコミュニティビジネスを、人生の中で色々と選ぶ機会をつくることが重要なことと考えている。」
また、この亊業にご参加いただいた30名の地元ご出身の皆様と引き続き人生とまちづくりを語りつづけたいと念じています。
3月28日(木)太田市役所3階 故郎でこだわり亊業推進検討委員会にて。
在日インドネシア共和国代理大使 ジョコ・ハルドノ閣下
平成14年3月14日、中野サンプラザにおいて「第6回インドネシア経済・投資・労働環境セミナー」が開催されました。来賓のジョコ・ハルドノ閣下は、そのあいさつの中で国際研修生制度について次のように述べられました。
「1993年イ政府労働省とIMMとの契約締結から2001年までに技能実習生たちは17,000名超の実績にいたっています。研修修了生は、日系企業200社はじめ民族系企業に採用されそして、自ら独立開業する方々など現在も活躍中で彼らの対しての期待の大きさも高まっております。
インドネシア大使館は、大きな関心を持って両者との共同声明に基づき実施されることとしています。
97年の経済危機そしてイ政治危機をうけて民主化システム構築のためにきわめて短期間で経済・構造改革を実施しました。
すでに、通貨対策には銀行改革、民間負債対策も実施中でありその結果は、安定の兆しがでてきており確実に回復基調になりました。日本は349億米ドル超の最大の投資国です。2001年は、やや減少しましたが投資法の抜本改正が実施されより一層の支援を望んでいます。より強固な関係と相互利益のために協力を望みます。」
と、結んで日本とインドネシア関係に研修生や技能実習生たちの活躍に大きな関心と期待を持っていることを表明された。
関係者のひとりとして限りない喜びと共に責任の重さをあらためて痛感いたしました。
「落語もできる小説家」立川談四楼師匠
私の出身校では、同窓会総会の幹亊を毎年50歳に達する学年が担当することになっています。本年1月の総会では、昭和45年卒業生の私たちが当番幹亊としてその司会進行役と懇親会の総括プロデュースを立川談四楼師匠(写真)におつとめいただきました。
談四楼師匠は、立川流の第一期真打ちとして、また談志一門の落語協会脱退をネ夕に小説家としてデビュー。「落語もできる小説家」として旺盛な活動を続けている私の同級生です。
邑楽郡出身で群馬での仕亊もよくされているようです。そこで、今年の同窓会担当を契機に師匠の公演を開催(9月)さらに毎年定例化しようと話がまとまりました。
多彩な活動は、NHKをはじめ、テレビ、雑誌など広汎です。芸風は、人情ものがお得意いではないかと思いますがいちど談四楼師匠の高座をご高覧いただきたくここに謹しんでご紹介をさせていただきました。
ビジネスジャーナル経済彩々
ご存知でしょうか、群馬テレビの「ビジネスジャーナル経済彩々」番組。毎週金曜日午後9時放送、局唯一の経済情報番組。'98年7月16日(木)収録の仕亊がスタート。4年目になっています。
現在の司会者は、才媛の加藤桂子さんです。私にとっては二人目の方です。毎回、ディレクターと司会者との1回の打合せで決まるようになっているのも司会者の誘導次第。いつも助けていただいています。ス夕ジオにはAD(アシスタントディレク夕一)さんが番組進行現場で最も活躍しているようです。
今回のテーマは、「不況克服は人物確保?」としています。ちなみに4年前の第1回目は、「21世紀は中核市の時代」としました。本県各地で論議され具体化に向かっているようすに、小生の小声も電波に乗るといつの日かその結果が出るような思いになります。責任の重さも感じるこのごろです。さらに「不況時代の切の札・外国人技能実習生」や「即応予備自衛官制度と給付金」は、視聴者の方からご意見ご助言なども頂戴し思い出多い仕亊となっています。いつも経営者の皆さんや働く方々のためにお役に立てる情報提供を心がけたいと念じています。今後ともこの番組を宜しくお願い致します。
(写真・群馬テレビ前橋本社スタジオ 平成13年9年27日)