SRYニュース 2012
SRYニュース 2012

 

太田市から凄い青年が国際競技会で活躍中






3年ごとに開催されるドイツ・ミュンヘンでの国際展示会と国際競技会iba-cup。

2012年9月、世界中のパンやケーキなどの機械や材料を取り扱うプロ向けの大規模な展示会=ibaの会場で、海外部門、ヨーロッパ部門、菓子職人部門、青年部門の4部門で各国からの代表が、その腕を競い合うもの。

前回は、2006年に初めて行われて以来その評判が広がり大盛況となりました。

チームジャパン代表に太田市から大村田氏(おおむら でん・マイピア・チーフブーランジェ)が出場。大健闘中の雄姿(写真)をご覧ください。

このiba-cupに出場した日本代表の大村田氏(マイピア・チーフブーランジェ)は、大村隆秀氏(マイピア代表)の事業後継者。 その雄姿を見ようと大村隆秀様は、応援のためにミュンヘンへ駆けつけています。(写真)

親子とともに健闘を讃え合うお姿からは、この一年の暗さをふっ飛ばしそうな笑顔をいただきました。

慶祝 iba-cup日本代表出場大村田様。マイピア様のパンが本当に美味しいのです。


ご夫婦一緒に第2のライフプランへ







本年4回目の「夫婦で年金セミナー」を開催させていただきました。 また、ことしは団塊世代の方々が65歳を迎えます。

昭和22年から24年生まれの方々は660万人。そして、60歳を迎える方々は昭和27年生まれ。 20年後、日本の人口減少の中3分の1が高齢者となり、高齢者の皆様が働かなければ労働力不足に陥ります。

65歳定年以降も働きたいと意欲をもつ方々が85%を占めています。 日本の高度成長期に社会人となり、日本経済の黄金期を謳歌しました。 経験と能力を積み上げ、幅広い人脈をもつ「人事の宝庫」ともいえます。 一方で、高齢者雇用については若年層の雇用を懸念する意見に対して国際的な経験則に注目します。

欧州では、若者の失業率を減少させるために、高齢者の早期退職を促しました。 その結果は、高齢者の退職は進みはしましたが若年層の失業率減少とはなりませんでした。

それは、経験豊富な高齢者の技術や能力は、経験の少ない若年層には補うことができなかったためです。 高齢者と若年層は、代替関係ではなく技術や経験の面での補完関係にあるのです。

65歳からのいわば第2ステージへ向かう皆様は、ご夫婦一緒にライフプランの再構築する機会となっています。

(写真:セミナーの様子。)



セーフティーネットを支える労働保険事務組合へ感謝状








全国労働保険事務組合連合会より、永年にわたり中小企業の福祉向上のための事務組合業務に貢献したことに対して、連合会長より「山田労務改善研究会」が感謝状をいただきました。

昭和45年(1970年)に事務組合設立の群馬県知事認可をいただき、昭和50年(1975年)に群馬県知事表彰を受賞。昭和62年(1987年)には、労働大臣表彰を受賞しています。

すでに労働保険(労災保険と雇用保険)は、強制適用が義務化されていますがこの40年間の経過の中で実施されて参りました。

労働保険事務組合は、中小事業者への労働者保護の啓蒙とともに、労働保険の適用促進と適正な事務手続きを図り、労働保険料徴収事務まで委ねた画期的な制度として発足。今日まで、その存在は適用促進とともに保険料の完璧な収納率という実績で高い評価を受けています。

厚生労働省の中野労働基準局長は、「中小企業に働く人々への福祉の向上へ多大な貢献とともに、労働福祉政策の根幹ともなっています。長期間の社会経済の厳しい中、事務組合制度の役割はますます大きく事務組合関係者の永年にわたるご尽力に感謝申し上げます。」

社会のセーフティーネットとしての基礎的な労働保険は、その役割の重要性はもとより適正で円滑な運営が求められます。中小事業者の皆様と事務組合との信頼と連携関係という絆(きずな)がこの制度を支えているのです。あらためて皆様へこころより感謝申し上げます。(11月8日東京・九段下ホテルグランドパレスにて)。

(写真上から:厚労省 中野労働基準局長。堀谷連合会長より授与。全保連副会長児島武氏からも祝福。)



世界への発信力をもつ中小企業








中小企業にとっては、その発信力の面で劣勢と指摘されています。 何とかしようと、太田商工会議所がニュービジネスプレス発表会を開催しました。

新商品・新製品・新サービスなどの情報をどう発信するかが課題の会員事業所も多い。 そこで、マスメディアへのプレゼンテーションにより販路、地域経済への活路を切り開くねらい。

ここでは、「プレゼン力」次第。発表企業は5社。各社の持ち時間はわずかに10分間。 もちろんこの日までには、経営指導員や専門員がプレゼン方法や資料内容、展示方法はじめ記者との対応までアドバイスはきめこまかい。

一方、世界経済では「ユーロ危機」「米国財政の崖」「新興国の成長減速」「食糧価格の上昇」の4つのリスク。さらに「中国リスク」を加える識者たち。

国内事情では、「堅実な消費」が一層強まる。「健康」「節約」への関心が高まる中、新機能やデザイン重視の傾向とともに節約志向が強まっています。

私たち消費者のモノ選びは、わかりやすさと暮らしや健康に役立つ使い方などの情報が欲しいところ。

中小企業が世界への発信力をもつ時代がすでに到来しているのです。


(写真:イズミ電機工業内の株式会社昭栄の「LPガス発電機」。山梅造園土木株式会社の「手間いらずのコケ」屋上緑化の提案。記者たちの真剣な取材活動の様子。)



威風堂々・東京スカイツリー







威風堂々たる東京スカイツリー。関東平野にそびえ立っている巨大な電波塔は、ランドマークタワーの域も超越?

日本の伝統技術と先端技術を結集し、そこから世界中へ日本文化の強烈な発信力を体感することができます。

「New downtown」という東京下町の風情を演出した「和」のテイスト商品と店舗が目白押し。

外国人はもちろん、日本の若者たちも惹き付けます。この人気は、こうした強い発信力に加えて、停滞低迷している日本で「世界一」の称号を獲得した新電波塔だから。

私鉄大手の東武鉄道は、600億円超を投じ電波塔建設。「ソラマチ商店街」などの周辺施設を加えれば1,000億円を軽く超える。

この破格の投資は、「日の丸技術」と「日の丸文化」を強力に発信し、それはまさに世界挑戦ともいえるでしょう。停滞低迷の日本の政治経済は、国際社会での日本の影響力低下が如実に噴出し表面化するいま。日本が本気になって経済の底力を回復しなければなりません。まさに日本の地力回復の起爆剤となってほしい。

一方、国力衰退を助長する政治力の回復はいつなのでしょうか。展望台からは、ちょうど「希望の虹」がかかりました。威風堂々とした東京スカイツリーのような人材が欲しいのです。



ロンドン五輪「主役は女性たち」、正の連鎖へ繋ぐ










ロンドン五輪が12日閉幕。日本選手の活躍が顕著、眠れない日々が続きました。

特に、女性選手の活躍で日本中が沸き立ちました。まさに「主役は女性たち」でした。

ビジネス社会での女性の活躍にも期待が広がります。 柔道では、参加国の広がりとともに競技ルールの国際化で日本選手は苦戦。 しかし、松本薫選手やレスリングの伊調選手、吉田選手は競技スタイルを進化させ金メダル獲得。

サッカーのなでしこジャパンの選手たちもその進化した技術が輝く。 日本人選手たたちのグローバルな活動経験から心技体が進化している証左。 やはり「絶えざる革新」が欠くことのできないことなのです。

こうした結果からは、コーチ、トレーナーなど指導者や支援者の支えも見えてきます。

グローバルな人材育成、異才を発見し育成、絶えざる技術革新と進化などは、ビジネス社会でも共通事項です。 しかし、五輪選手たちへの厳しい強化訓練はビジネス現場ではできません。

「結婚出産で辞めてしまう。」「働く姿勢に甘さがある。」また「昇進昇格への意欲が乏しい」 「難しい課題を敬遠されやすい。」など男性上司からの見方。 では、こうした先入観?をどう解消するか。

専門家は「女性は仕事ができない、いずれ辞めるといって育成の手間を惜しんでいる。 だからチャンスも与えない。すると意欲が失われ男性社員ほど成果が上がらない。 その結果、女性はダメだとより強く思い、悪循環が続くことになる。」

まさに負の連鎖を断ち切ることは、男性社員同様に機会をしっかり提供し「正の連鎖」を起こすこと。 女性人材の異才を発見し、グローバル人材育成を徹底することが「正の連鎖」となることを信じること。 管理者たちの意識改革にかかっています。


(写真:ベトナムのオフィスで日本語もできる女性たち、フィリピンの工場で活躍中の女性たち、 イスタンブールの早朝出勤の女性、ベトナムのバイク通勤)



世界へ誇れる日本の資源に注視!









社会保障と税の一体改革は最大関心事です。同時に成長戦略という方向を定めなければなりません。まずは、強い分野から本気で取り組むことからはじめたい。

環境エネルギー、医療介護、そして農業分野。創電・節電・蓄電を家庭、工場、ビルすべてが結集し実施。スマートメーターを使い、電力システムの改革を起こす好機。

また、医療や健康維持への費用が増えるのは当然。そこで良質なサービスが成長分野。公的サービスに加えて民間サービスの参入を呼び込む。

お米の生産者の集約とともにアジア市場へ販路拡大ができるかどうか。

これからの成長分野には、当然規制の緩和はじめ税制面での整備が本気で実施されなければなりません。

一方で、この成長分野を海外拠点でする動きには警戒。スマートグリッド(次世代送電網)などは、目先の利益追求ではなく、しっかりと国内で人材活用し開発とノウハウを完成させたい。

日本近海では、メタンハイドレードや佐渡沖の油田発見の報道の中、日本の持つ強い分野の技術力、開発力を注視します。 世界へ誇れる日本人材力を強化する戦略です。

豊かな人材力(技術力・開発力・勤勉さなど)と森や水こそが世界へ誇れる資源。現政権が、いつ本気度を示すのかこれ以上は待てますか?


(写真:減速しても成長続く中国、税制優遇の新プサン港、意欲的なベトナム・旧サイゴン)



新局面克服へ、アジア人材資源へ意欲的取り組む北関東